おうちレッジョ

【おうちレッジョ】シャボン玉から始まった9回の泡遊び!3歳の感性と探究心を育む遊びの軌跡

最近3歳の子どもがシャボン玉が好きでよく吹いていたので、

泡・シャボン玉をテーマにおうちレッジョをすることにしました。

全部で9回このテーマに取り組みました。

おうちレッジョで1つのテーマ9回にも渡って本格的に行うのは今回が初めて。

声掛けで意図に誘導しようとしすぎるなどの反省もありました。

また、全体を通して気がついたのは、『子どもは感覚を求めている』ということ。意図的な行動よりも感覚を味わいたい行動が繰り返し何度も見られました。

各回の詳しい準備物やドキュメンテーションはnoteにそれぞれまとめてあるので、深く知りたい回があったらそちらもご覧ください。https://note.com/mild_lily6149/m/m02f722301ab2

第1回 泡とシャボン玉

シャボン液を用意し、たくさんの“シャボン玉が作れそうな素材“を用意した。

たくさんのシャボン玉を作った。

できたシャボン玉を潰したり、シャボン玉に息を吹いて泡が消えたり、移動したりするのを楽しんでいた

おろし金で集中して石鹸を削っていた。

削った石鹸はシャボン玉液に入れて混ぜていた。

第2回 シャボン玉アート

色彩と道具のバリエーションを楽しめるような環境設定。

「画用紙にシャボン玉を落とそう」という意図的なコントロールは3歳には難しい。

作品作りを意識させなくても遊びに没頭しているだけで自然にアートができる配置が良かった。

PETボトルに吹くのは少し難しい。穴を狙う必要があり、肺活量も必要。

ストローに吹く方がPETボトルより易しい。

ストローでぶくぶく大量の泡を作ること自体を楽しんでいた。子どもは泡でアートを作るよりも、泡を作ることそのものや触る感覚自体に没頭していた。

この後の活動でも繰り返し、目的を持って何かするより、感覚を味わうことそのものを楽しむ姿が見られた。

水色の泡を膨らませていたとき、100の言葉が出てきた。

「地球みたいだなあ」
「宇宙みたいだなあ」
「夜のお月様みたいだなあ」
(ちょっと咳き込んで……笑)
「みて、もりもり〜! おやまみたいだな」

レッジョ・エミリアアプローチが大切にする「子どもには独自の表現の世界がある」ということを、肌で実感した。

できた作品。ダイナミックに遊んだ跡がそのままアートになった。

第3回 カラフルな泡で見立て遊び

「アイスクリーム屋さんみたいな見立て遊びに広がるかな?」と予想し、カップやトッピング用のラメ、アクリル積み木などを用意してみました。

「何を作っているの?ジュースかな?」と聞きたいのを我慢して見ていると、

しばらくして子どもが自ら「……ヨーグルトだよ」と呟きました。

先回りしないことで子どもの想像力は広がります。

お椀に入っている泡をティーポットにどんどん入れます。

お椀の底に溜まっていた「水」も偶然一緒にティーポットに入りました。


子どもがティーポットを傾けてお椀に注ごうとすると、フワフワの泡はポットの中に残り、底に溜まった水だけがサラサラと注がれました。


それを見た子どもがポツリ。
「変なもの入れてる(水だけが出てくるのが不思議そう)」

これって、まさに「泡と水の比重の違い」を感覚的に体験している瞬間ですよね。日常の遊びの中に、理科の種まきが自然と転がっているのを感じました。

第4回 シェービングフォームでマーブリング

泡を使ったアート技法として「マーブリング」に挑戦。

3歳の我が子にとっては「アート作品を作る」ことよりも、「白い泡の上に、液体をぽたぽた垂らして色が広がっていくプロセス」そのものが何より楽しかったようです。

完成品がこちら

遊びが佳境に入った頃、スプーンで泡をすくって、自分の手に乗せようとしていました。
私のほうをチラッと見て『だめかな? でもやりたい……!』というような、なんとも言えないイタズラっぽくて愛らしい笑顔でした。

泡の感触を五感で味わい尽くしていました。

第5回 雨の日のセンサリープレイ

雨が降っていた日だったので、雨の日をテーマにセンサリープレイを用意しました。

ポタポタ飴を振らせます。

わあきもちい、と楽しむ。

第6回 リクエストで見立て遊び

前日に使ったセンサリープレイの泡を生かして大量の泡を用意。

アイスクリームを使って遊んでいました。

第7回 重曹とクエン酸でシュワシュワ泡遊び

重曹にクエン酸水をかけることで生まれる炭酸ガスのシュワシュワ感を五感で楽しみます。

「にじいろやま!あつまれ〜♪」

「なんでしゅわしゅわしちゃうの?」

全7回にわたって「泡」に触れ続けてきましたが、自発的な「なぜ?」という疑問が初めて出てきました。

第8回 シュワシュワ比較実験

前回、初めて問が生まれたので

「探究のタネ」を広げるために色々な粉と液体を使った、おうち比較実験室をすることに。

用意した「粉」: 重曹、塩、小麦粉、粉ミルク(下の子のものを少しおすそ分け)、スキムミルク、粉寒天
用意した「液体」: クエン酸水(青い食紅)、お酢(薄黄色)、水(透明)

塩:色水がじわ〜っと広がっていく

ミルク: 脂分があるからか、クエン酸弾いた

組み合わせの正解を導き出すこと以上に、色んなものを色んなものにかけること自体を全力で楽しんでいました。

最終回 シュワシュワ海のセンサリープレイ

最終回は、これまでの経験(微細運動や見立て)を活かせるような素材を揃えました。

もう注射器はお手のもの

「つめたいね〜!」

化学反応による温度変化(吸熱反応)でひんやりしていることに気がつきました。

全9回のシャボン玉・泡遊びを終えて

シャボン玉という小さな興味からスタートした今回の活動。
チャットAIのヒントを得て「泡」へと広げ、全9回にわたって形を変えながら遊んできました。

ここで、この9日間のすべての軌跡を詰め込んだ、最終版のマインドマップを広げてみます。

Screenshot

大人が「さあ、今日はお勉強(実験)をするよ」と枠にはめて強制するのではなく、子どもの「楽しい!」「不思議だな」というワクワクを出発点にする。

ただそれだけで、3歳児の脳内には、物理・地学・化学・アートが境界なく混ざり合う、素晴らしい学びのネットワークが自然と形作られていきました。

おうちレッジョ「泡テーマ」全9回のnote記録はこちら

https://note.com/mild_lily6149/m/m02f722301ab2

-おうちレッジョ
-,